転職後の注意点　|　転職支援サイト「転職？大丈夫！」

転職後の注意点

転職してからの心構えでは、どんなことに注意すべきなのでしょうか。

まず第一に考えられるのは、分からないことや困ったことがあれば、その都度、質問や相談をして、自分の積極的な態度を示すことです。

入社しても、しばらくの間は、仕事の具体的な内容だとか、実際に仕事を進める際のルール、他にも、職場における慣習などは分からないでしょうし、毎日が疑問の連続の筈です。

そうした疑問が浮かんだ場合には、些細な問題だと思っても、率直に、同僚や上司に質問しまてみましょう。

質問をすれば、相手とすれば、そんな疑問があるとは思ってもみないかもしれませんから、それ自体が意思の疎通になりますし、また、相手からすれば、何事にも注意を向けて仕事に取り組んでいることが伝わるので、問題意識を持ち、積極性のある真面目な人物だと思われることでしょう。

前職での経験上の判断が、現職でも通用すると、勝手に判断してしまい仕事を進めるのは、良くありません。

要領は分かっていると独り合点しないで、段取りは、その都度、確認することが大切です。

新しい職場のルールが分からない状態で、前職の経験上で対処をしていると、思わぬ失敗をすることになりかねません。

転職してからの心構え、二つめは、張り切りすぎないことです。

周囲の同僚から、一日も早い信頼を得るために、真面目な気持ちで仕事に向かっているという姿勢を見せることは、たしかに大切です。

しかし、張り切りすぎは、やはり良くありません。

新しい会社の事情をよく知らない状態で、これまでの経験上の意見を強く主張していたのでは、職場にとけ込んでいくことは難しいでしょう。

ややもすると、上司や同僚から、「こいつは生意気だ」と認識されて、何をしても反対されたり、評価されないようになってしまうかもしれません。

会社側からすれば、転職者には、もちろん、即戦力になって欲しいという期待もある訳ですが、同時に、これまでの社員にはない発想や、仕事の効率的な進め方を導入して欲しいという考えもあることでしょう。

そうした期待に応えるためにも、まずは新しい職場のルールを知り、それを尊重することによって、自分の考えや意見を、同僚や上司に相手に受け取らせる下地を作ることが大切なのです。

会議やミーティングで、意見を求められた際には、もちろん、積極的に発言すべきでしょう。

けれども、自分の存在や実力を、できるだけ早く認めさせたいという思いが強くなりすぎて、知識や経験を誇示するような態度になってしまっては、逆効果になってしまう場合が多いのです。

20代より30代、30代より40代、50代の転職者の方が、こうした焦りは大きいでしょうから、十分な注意が必要です。